万病のもと!?歯周病 ~2021年10月~

こんにちは。すこやか歯科クリニックの山田です。
歯周病は、むし歯と並んで代表的なお口の病気です。40歳以上の8割が歯周病になっているというデータもあるほどで、今や歯周病は国民病とも言われています。
歯周病は歯を支える歯ぐきや骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。
治療せずに放置していると最終的には歯が抜けてしまう、恐ろしい病気です。
今回はそんな歯周病について、改めてわかりやすく説明しましょう。

歯周病を引き起こすのはプラーク内の歯周病菌

口腔ケアが不十分だと、プラーク(歯垢)が歯や歯ぐきの間にたまってしまいます。プラークはむし歯菌や歯周病菌といった細菌の塊です。
歯と歯ぐきの間の歯周ポケットから侵入した歯周病菌が歯ぐきの炎症である歯肉炎を引き起こします。
歯肉炎が進行すると歯槽骨が溶けてきます。この状態を歯周炎といいます。歯周炎が進行して歯槽骨が溶けてしまうと、最終的に歯が抜けてしまいます。歯周病の影響はお口のなかだけではなく、全身に及ぶ可能性があります。
歯周病との関係がよく知られているのが、糖尿病です。
歯周病が進行することで糖尿病が悪化し、また糖尿病の人は歯周病になるリスク自体が高いとされています。
ほかにも動脈硬化や誤嚥性肺炎、早産などとの関係が指摘されています。

歯周病のリスクファクター?

歯周病には、歯周病を進行させてしまう、次のような要因(リスクファクター)があります。

歯周病治療は、こうしたリスクファクターの改善も考慮しながら行います。
歯周病治療で大切なものは、患者様による毎日の適切な口腔ケアと歯科による歯石除去と
クリーニング、メンテナンスです。もちろん、健康的な生活習慣も忘れてはいけませんね。

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